事業内容


弊社は2005年(平成17年)の設立以来、産学官連携により沖縄もずくに含まれる「フコイダン」、沖縄の暮らしに根付いた薬草「クワンソウ」、500年以上にわたり受け継がれてきた伝統酒・泡盛の副産物「沖縄もろみ酢」の人体への働きを科学的に分析するとともに、有効成分を効率よく抽出・精製する技術の研究開発などに取り組んできました。

その研究成果と知財を活用し、フコイダンと沖縄もろみ酢のエキスを混合(特許取得)した『KUREIフコイダンエキス』や、クワンソウ由来の成分「オキシピナタニン」を使ったサプリメント『ぐっすりん』などのプライベート商品を開発・製造・販売。また、製薬メーカー等のOEM(相手先ブランド)生産なども手掛けています。今後も新しい健康食品や菓子類、飲料類、ペット用商品などへと領域を拡大していきます。
※『ぐっすりん』は株式会社クレイ沖縄の登録商標です(商標登録第5609053号)。

オリジナル商品

『ぐっすりん』は、クワンソウ由来食品において日本で初めて機能性表示食品を取得(届出番号:G893)

「フコイダン」とは 【期待される効果】免疫力の向上 等


沖縄もずく

「フコイダン」とは、コンブやワカメ、もずくなどの褐藻類の粘質物に多く含まれる食物繊維(多糖類)の一種のことです。「海藻類は身体に良い」という印象を持っている人は少なくありません。実際に海藻類は、食物繊維をはじめ鉄分、カルシウム、ヨウ素などのミネラルが豊富に含まれた栄養素の宝庫。平安前期に編纂された日本最初の漢和薬名辞書「本草和名」にも、「もずくはこぶや腫れ物を散ずる。アラメは婦人病を治す。コンブは13種の水腫を治す~(続く)」と、海藻類の効果・効能が記されています。

その豊富な栄養素の中でも、近年注目されているのが「フコイダン」です。研究が活発に行われ、免疫力の向上をはじめとする様々な生理機能が明らかになっています。

「クワンソウ」とは 【期待される効果】鎮静作用|睡眠作用 等


クワンソウ

「クワンソウ」とは、ユリ科ワスレグサ属の多年生植物です。沖縄では琉球王朝時代から食されてきたといわれ、今も庭先や畑で栽培されています。秋にオレンジ色の花を咲かせることから、「アキノワスレグサ」という和名が付いています。また、沖縄では昔から「ニーブイ草」とも呼んでいます。「ニーブイ」とは「眠り」を意味する方言で、「クワンソウは不眠症に効く野菜」として食用や薬草として利用されてきました。

当社は産学協同研究のもと、「眠れないときはクワンソウ」という沖縄に伝わる生活の知恵を科学的に追究。クワンソウの鎮静・睡眠作用に、特殊なアミノ成分「オキシピナタニン」が関与していることを解明しました。さらに、クワンソウの生葉から濃縮液を精製し、有用成分である「オキシピナタニン」を大量抽出することに成功しました(日本・国際特許取得)。

「沖縄もろみ酢」とは 【期待される効果】疲労回復 等


沖縄もろみ酢

日本の焼酎の基礎となったといわれている琉球泡盛。その蒸留後のもろみを絞り、ろ過してできたのが「沖縄もろみ酢」です。

米を麹にするために泡盛は黒麹菌を使い、発酵過程でクエン酸やアミノ酸がつくられます。沖縄もろみ酢は、それらの成分が豊富に含まれた健康飲料です。疲労回復に効くといわれており、他の素材と配合することによる相乗効果も実証されています。当社は沖縄もろみ酢の原液を、有効成分を完全に残して濃縮粉末化することに成功し、製法特許を取得しています。

産学連携プロジェクトが進行中

2009年に株式会社クレイ沖縄と琉球大学農学部、大阪バイオサイエンス研究所、 同志社女子大学薬学部が参加するプロジェクトチームを結成。プロジェクトは、経済産業省の産官学連携による「地域イノベーション創出研究開発事業」として採択され、沖縄県の地域ネットワークを活用した「健康バイオ新商品開発推進事業」としても進めてきました。また、琉球大学農学部と連携して、クワンソウの育種・栽培方法に関する研究に取り組んでいます。

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